ヘミシンクの仕組み

ヘミシンクは、特定の音の周波数を組み合わせて人間の意識状態をコントロールする技術で、アメリカのモンロー研究所が開発し、特許も取得しています。医療機関や大学研究室などが共同で研究を重ね、科学的にも臨床実験上でも効果が証明されている技術です。

研究所の創設者であるロバート・モンローは体外離脱の経験者で、科学的な側面から体外離脱状態を研究し、ヘミシンク技術の生みの親と言われています。

 

ヘミシンクは、人間の意識が特定のサウンド・パターンに反応することを応用した技術です。

深くリラックスした状態や瞑想、近くの拡大した状態など通常とは異なる意識状態を科学的に作り出すことができます。

 

最もよく使用される方法がヘッドフォンを使って左右の耳にそれぞれ若干異なる周波数の音を聴かせるという方法です。何層もの周波数の複雑な音を組み合わせて共鳴現象を人為的に引き起こして、意識を特別な状態に誘導していきます。共鳴現象をきっかけとして左脳と右脳が同調して機能し同期現象が発生します。この状態のことをヘミシンクと呼びます。

これはモンローの造語で、「ヘミスファリック・シンクロナイゼーション」の略です。

日本語では左右反応同調と言います。

たとえば右の耳に100ヘルツの信号を流し、左の耳には106ヘルツの信号を流します。右脳と左脳はこの差異を埋めるべく同調して働き、ふたつの信号の差である6ヘルツの信号が第3の信号として脳内で再生されるようになります。6ヘルツはシータ波と同じで、深い瞑想状態のときに脳内に生まれるものです。

研究によって、ヘミシンク信号を使って高いリラックス状態や高い集中力などの様々な意識状態を作り出すことができるようになっています。意識を誘導するヘミシンク信号に加えて音楽や音声によるガイダンスなどの音響を組み合わせると一層効果が高まることも分かっています。

ヘミシンクは身体や精神の健康に効果があることが分かっており、免疫力を高めたり、手術からの回復をうながしたりなどの医学的な効果や、ストレスの解放や不安感の解消などに役立てられています。

睡眠障害の治療や時差ボケの解消、学習力や記憶力の向上などにも効果があるほか、芸術的な感性の強化にも利用されています。また、ヘミシンク信号を使って人為的に体外離脱状態を作り出すことができます。

瞬間移動や空を飛ぶ、ゲームや映画の世界を体験するなどの状態をエンターテイメントのように楽しむことができるため、一部にマニアを生んでいます

最後まで記事を読んでいただきありがとうございました。


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