ヘミシンクとは一体何なのでしょうか。
幽体離脱研究の権威であるモンロー研究所の定義によると、ヘミシンクとは
「特定の音の周波数を組み合わせることにより、人の意識状態のコントロールを可能にする音響技術」
とされています。
一番の人気シリーズは次のGatewayというヘミシンクCDですね。
実際に聴いてみるとわかるのですが、ヘミシンクのCDにはギー(人によってはキーンと聞こえるかも)という何とも言えない音が収録されています(製品によって音は変わるかもしれませんが)。
この様な音を睡眠中に聴くと、脳が活性化され幽体離脱の可能性がかなり上がるというのがヘミシンクの利点です。
私の幽体離脱体験記その3で紹介したように、私も離脱のスランプ中にヘミシンクを利用したことがあります。
今でもたまに使っていますが、確かにヘミシンクを利用したときの離脱成功率は高いと感じています。
このヘミシンクは先に紹介したモンロー研究所の代表であるロバートモンローが開発しました。
ロバートモンローはもともとニューヨークのラジオ番組制作会社の社長でしたが、睡眠学習に興味を持ち自分を実験台にして実験を行っていたそうです。
するとある日突然、寝ていてもまるで現実の世界にいるような夢(夢とは少し違うかもしれませんが)を見るようになり、これが彼の幽体離脱(彼は体外離脱と呼んだ)研究の始まりだそうです。
モンローはこの不思議な現象をさらに追及するため、私財をなげうって研究所を設立し、それが現在のモンロー研究所になりました。
そしてモンローは、音によって睡眠中の脳を覚醒する技術を確立しこれを「ヘミシンク」と名付けたそうです。
(ヘミシンクとは、「ヘミスフェリック・シンクロナイゼーション」の略語で、大脳の左右の半球が同調するという意味です。要するに全脳活性状態です。)
その後、モンロー研究所以外にも様々な研究者がこの幽体離脱の研究をしており、アメリカでは非常にポピュラーな研究になっています。
その研究者の中には、他の学問分野(人類学や神経科学、心理学など)でも立派な業績を残している方もたくさんいらっしゃるのが興味深いところだと私は思っています。